私は現在衣料品販売員として働いている。
しかしそれは本当にやりたいことではない。
正直、接客は苦手なのに接客業をしている。
服飾の専門学校を卒業後、アパレル生産管理、アパレル販売、お土産販売、工場、ホテル清掃、派遣事務職など職を転々としてきた。
洋服が好きで専門学校を卒業したのに、新卒の会社を退職してから地元に戻り、結婚をし、その道で食べていくことをあきらめてしまった。
早く決めなくてはとあせったり、自分ができそうなこととか、家から通いやすい、お給料、ずっとできそうな仕事を選び、自分が本当にやりたい基準で仕事を探せていなかった。
その結果、続けることもできず、何も蓄積されておらず、人生にやる気がまったくなかった。その状態を当たり前に思って怠惰な生活を送っていた。何の希望もなかった。
よくないことだけど、人生が早く終わってほしいと思っていた。
そんな中、離婚をし手術をし、日ハム応援という生きがいを見つけるうちに価値観が変わってきたというか本当の自分の価値観に戻ってきたような気がする。今まで無意識に見ないようにふたをしてきたのかもしれない。
そして今、もう一度、夢に向かって挑戦してみようという気持ちになっている。
こんな年でこんな気持ちになるなんて思っても見なかった。遅いかもしれないけど、人生が終わる前に気づけてよかった。
今更とかこの年でとかいくらでもやらない理由は思いつく。
今の居心地の悪くない環境から自分の本当のやりたいことに向かうと決め、
不安、恐怖もすごくあるのに、わくわくしている。幸せだ。
心から人生を幸せと思うのは何年ぶりなんだろう。
日ハムの新庄監督は40代後半でトライアウトに挑戦し、監督の座をつかんだ。
誰が想像しただろうか、行動の力、信じる力はすさまじい。
私も、新庄監督のように自分の人生を思いっきり楽しんで、輝いて、
周りにいる人も輝かせることができる人間になりたい。
長野のおそば おいしい