ちょうど2年前の今頃、離婚をした。
離婚は大変だと聞いていたけど、大変だった。
私も相手を思いやれなくて、悪いところがたくさんあったが、喧嘩が増えていき、しまいには手を出されるようになった。
それはルール違反ではないか。
私一人が我慢していれば両家の家族も悲しませず、荒波をたてることなく過ごしていけばいいだけだった。
しかし我慢は限界がやってくる。
勇気を出して離婚してほしいと言った。相手は離婚はしないと言い張るため、別居をして相手の動向を待つ日々は地獄の日々だった。いつまで待てば離婚に応じてくれるのか。調停をするしかないのか。
もう解放してほしい。そんな思いが心を縛り付け、毎日苦しかった。
しかし数ヶ月後連絡がやっと来て、決心してくれた。良かった。
離婚届を出し終えた後、自分に羽が生えたようだった。飛んでいけそうなくらい心が軽くなった。
しかししばらくは罪悪感みたいなものが生まれて落ち込んでいた。
名字変更もしなくてはいけない。なぜ女性ばかりこんな大変なんだ。
離婚をしてから自分の時間がすごく増え、自分と向き合ったり、自分の好きなことしたり好きな物をみたり、好きなところへ行ったりしているうちに、本当の自分を取り戻しているような気がした。長いこと自分の本当の心にふたをして、我慢しなきゃ、こんな自分じゃだめだ、相手のために変わらなきゃと思っていた。
自分らしくいれることってとても幸せなことだった。
今では罪悪感もなく、本当に離婚して良かったし、間違いなく離婚前より幸せだ。
これからは自分の人生を生きよう。
