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内定ブルーin大阪

朝7時前に家を出発し、名古屋で乗り継ぎ、12時に新大阪に着いた。

こんなに遠出したのはコロナ以降は初めてだ。

大阪実際行くと遠いな~。初めての駅、初めての電車ばかり。

普段SUICAも使えないような3車両しかないような電車にしか乗っていないから

もう都会の空気に圧倒されまくった。

ナビを観ながら、駅の標札をみながらなんとか今受けている会社へ着いた。

そこで職場見学をさせてもらい、お話させてもらった。

何日か前から食事も喉を通らないほどずっと緊張して、でも全然そんな緊張しなくていい雰囲気だった。

実際に職場をみて、みんなすごい人に見える。

本当にここでやっていけるのかという不安、これが内定ブルーか。

社長につい、成果が出せるのか自信がないという不安な気持ちを吐露してしまう。

自分で話していて、自信のない言葉ばかりがでてきて、自分はなんて情けないやつなんだと嫌になる。

最近やっと自分軸で考えられるようになってきたかなと思っていたのに、いまだに根強く今までの思考が残っていることに気がついた。

しかし、結果はわからないし、人と比べないこと、目標を持って毎日どう頑張って成果をだしていけるかという話をしてもらった。余裕で大丈夫ですよと言ってもらえた。

もう自分の中にしか答えはないのに、自分がやりたいことをやるだけなのに、社長に自分の将来を保証してもらうための不安を消す言葉を言ってもらいたかったんだろう。

情けない。社長もそんなことはお見通しだろう。

目の前にいる経営者のバイタリティー、思考に圧倒される。当たり前だが私とは生き方考え方が全く違う。経営者になるべくしてなっている。

貴重な経験だったが、頭が働かなくなるほどどっと疲れた。

 

見学と面談のあと、ホテルへ向かった。

少し観光しようかと思ったけど、体力的にも精神的にも疲れきってしまった。

ちょっと変わったホテルで、看板猫が部屋に巡回しにくるらしい。

部屋に入って一息ついていると、部屋の扉の外から「みやーお」と大きな鳴き声が聞こえてきた。口コミでみた通り、扉を開けると猫が入ってきた。私の相手をしにきてくれたようだ。すごい癒やしパワーのサービスだ。一人だったら不安と自己嫌悪に押しつぶされそうだったから、猫がいてくれてよかった。そのうち押し入れで寝てしまい、私も気づいたら寝ていた。夜中に起きたので部屋からだしてあげた。ほかの部屋の巡回に行ったようだ。

おとなしくて、おりこうさん。